インタビュー
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チームワークの良さが強み
兄弟医師が協力して運営するクリニック
兄は理事長、弟は院長であり、「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」の資格を持っています。常駐する診療放射線技師や日本消化器内視鏡技師会認定の消化器内視鏡技師とも密に連携を取りながら、患者さまのご要望に応えられる診療を目指しています。
医師・スタッフ間の連携について、どんな工夫をされていますか?
私と院長は兄弟で、生まれてからの付き合いです。院長とは以前勤めていた病院でも一緒に診療をおこなっていましたし、レントゲンをその場で読影できる診療放射線技師や、日本消化器内視鏡技師会認定の消化器内視鏡技師の資格を持つ看護師も、そのときに一緒に働いていた方々です。こうした専門資格を持つスタッフとも20年近くのお付き合いですから、気心は知れていて、働きやすいですね。看護師のほうから率先して確認を取りに来てくれるなど、少しでも患者さまをお待たせしないように、全員が協力してくれています。
患者さまにとっても、クリニックに行くといつも同じ顔ぶれで出迎えてくれるというのは、リラックス感いただけるかなと思います。
待ち時間について、ほかにもなにか対策はしていますか?
できるだけ検査の方は午前中に、一般診療の方は午後に来ていただけるようにご案内しています。午前中は検査が中心になるので、一般診療の方をお待たせしてしまう可能性が高いからです。
また、カルテに次の検査内容を記載しておき、先に検査をご案内することで、待たせている感じを与えないような工夫をしています。当クリニックは医師だけでなく、専門スタッフが複数名在籍しているから、空いていればCTや胃カメラはどんどんご案内することができるので、とても小回りが利くのが強みかなと思います。
スタッフ間のチームワークの良さは、患者さまにどんなメリットがあると思いますか?
前の病院から付き合いがあるスタッフもおり、気心が知れた関係ということもあって、私が使う検査器具を事前に用意してくれていたり、検査がうまくいかなかったときの対応もわきまえてくれたりと、専門性のあるスタッフが私たちをとても助けてくれています。だからこそ、スムーズな対応ができ、待ち時間の短縮にもつながっているのかなと思います。
チームワークは開院してからこの10年、患者さまのためを思い、議論を重ねて培ってきたものです。そのおかげで内視鏡・乳がん検診を受ける方も増えてきました。今、さらに医師を増やして3診制にすることも視野に入れています。患者さまをお待たせしないように、これからもみんなで努力していきたいと考えています。
理事長、院長先生の理想とする診療スタイルを教えてください。
患者さまの要望をできるかぎり叶えてあげることです。当クリニックでは予約制も取り入れていますが、患者さまが「この日がいい」といったら、こちらの都合に合わせるのではなく、たとえ予約日にバラつきが出たとしても、なるべくご希望に添えるように手配します。また、下血しているなど緊急性がある場合は、クリニック内で多少無理がかかったとしても、すぐに対応できる、病院・救急病院のようなスタイルを目指しています。
なおかつ患者さまの声に耳を傾け、ご希望をきちんと伺います。流れ作業で患者さまを診るのではなく、患者さまと同じ目線に立ち、お気持ちに寄り添った診療をしていきたいですね。